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第134回京終さろん「練行衆が描いたお水取り~新薬師寺の画僧 福岡隆聖~」

世界で戦争の不安が広がっています。気候変動による環境破壊や異常気象も年々増加しています。このように世情の不安が広がったとき、先人は国を挙げて平和と平穏を祈ってきました。
令和7年東大寺二月堂のお水取りはその代表的な祈りです。今年で1274回目となり、京終さろんが開催される2月20日は東大寺二月堂修二会の前行、”別火”が始まります。そこで、お水取りの平易な解説と図解に取り組んでおられます中田文花さんにお話を伺います。
皆さんは新薬師寺の先々代住職の福岡隆聖という画僧をご存知でしょうか。
新薬師寺は東大寺の末寺で、福岡隆聖師は22回も練行衆として修二会に籠り、多くの絵画作品を残しています。
そこには練行衆でないとわからない作法や決まりごとが描かれていて、解説なしでは見過ごしてしまうようなメッセージ性のある作品ばかりです。
福岡隆聖師とはいかなる人物なのか。祈りの細部について、福岡隆聖師のお水取り作品を紐解く楽しい講座となることでしょう。

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中田 文花(なかた もんか)様 プロフィール
日本画家、造形作家、華厳宗僧侶、歌人(ヤママユ)、女人舞楽原笙会会員。
作品を通して仏教文化を伝える活動をしている。
大学では国文科専攻、日本美術院(院展)の研究会で日本画を学ぶ。
仏画を東大寺狭川普門長老に師事した縁で得度。
薬師寺、知恩院、四天王寺の寺誌での連載の他、仏教書の挿絵、寺院ポスター、授与品のデザインなど多数。
著書に『知恩院祈りの美』創教出版。
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